大変久しぶりの記事更新です。ご心配をおかけしておりますが、少しずつ更新を進めてまいります。
さて、大阪府は、大阪府営吹田佐竹台住宅と吹田高野台住宅の建て替え事業の入札で、東レ建設を代表とするグループが落札したことを発表しました。
府営住宅の建て替えと合わせて、空いた土地を売却してマンションを建設することで、費用を抑えてきた「民活プロジェクト」での入札でしたが、今回は2か所の敷地を合わせた提案で、しかも、マンションではなく一戸建てが建設されるという新しい形となりました。
計画地は下記の通り、吹田市佐竹台5丁目と高野台4丁目の2か所です。
この計画の過去の経緯はこちらです。佐竹台5丁目の敷地にて計画されていましたが、入札者がおらずやり直しとなり、高野台の敷地を加えた上で、佐竹台側には高齢者施設を建設するという変更が加わりました。
- 佐竹台5丁目の府営住宅の建て替え計画が発表されました。 – 2016年7月29日
- 佐竹台5丁目の府営団地の建て替えは、入札者がいませんでした。 – 2017年4月25日
今回落札したのは、東レ建設、関電不動産開発などで構成する企業グループ。佐竹台側に55戸、高野台側に185戸の新しい府営住宅を建てます。また、佐竹台の敷地の多くは一戸建てとして分譲されます。
千里ニュータウンでは、大阪府営住宅をはじめ、多くの団地の建て替えが進められています。建て替えの際は、団地としての建て替えや、団地の建て替えとマンションの新築など、いくつかの形がありますが、基本的には「集合住宅から集合住宅」を基本としていました。
しかし、今回は、マンションではなく戸建ての分譲で、佐竹台側で空いた土地となる約1.8ヘクタールが75戸ほどの戸建て用地となり、売却されます。
マンションは駅徒歩10分以内、5分以内が好まれる状況において、距離によらずにある程度の購入者が見込める戸建てでの提案となったようです。