阪急バスが梅田から北摂方面に運行している「深夜急行バス」が3月30日(金)の運行を最後に廃止されます。日生中央、粟生団地と、吹田より遠くまで行くバスであるものの、新御堂を通る便は桃山台、千里中央にも止まり、場所によっては便利な存在でした。
深夜急行バスは、終電を過ぎた12時台や1時台にターミナル駅を出発し、郊外の住宅地まで行くバスです。阪急に限らず多くのバス会社が各地で運行しています。例えば、南海バスは梅田、なんばから和泉府中、河内長尾方面へ、奈良交通が梅田、なんばから生駒、五位堂、奈良方面へ運行しています。
阪急バスは、長らくの間「スターライナー」の愛称を付け、新阪急ホテル1階のバスのりばから、テリトリーの北摂方面へ、下記の3路線を運航していました。
- 梅田0:50発 桃山台・千里中央・北千里・粟生団地行き
- 梅田1:00発 池田・川西・日生中央方面 伏見池公園前行き
- 梅田1:10発 桃山台・茨木・高槻行き
平日は毎日運航し、飲み会や残業の強い味方となっていました。
ただ、利用者数の低迷のためか、昨年3月末をもって「桃山台・茨木・高槻行き」を休止し、後の方面も金曜日と祝前日(から日が変わった深夜発)のみの運行へと削減されていました。
吹田は大阪市の北隣で、梅田からさほど遠くないものの、行き先の通り、千里ニュータウンエリアは恩恵を受けられました。
桃山台は新御堂の側道にある高速バス「千里ニュータウン」バス停、千里中央はセルシー西側のバス停に止まります。そのため、御堂筋線の千里中央行き最終は23:56梅田発。終電の逃しても約1時間は大丈夫です。また、北千里はロータリー入口に止まります。千里線の終電は0:00梅田発。こちらも約1時間あります。
このため、金曜日の飲み会は多少延びても安心でしたが、3月2日に、今月末の金曜日である3月30日の深夜の便を最後に廃止することが発表されました。「休止」ではなく「廃止」なので、阪急バスとしては、復活させる予定がないという大きな方針であるものと思います。
関連リンク
- 深夜急行バス – 阪急バス
- 今月に発表された内容:深夜急行バスの廃止について
- 2017年のお知らせ: 深夜急行バスの運行について
- 深夜急行バス「大全」? – 【検証:近未来交通地図】
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[…] 別途ご紹介していますように、25時頃に梅田を出て千里ニュータウンを通り、北摂エリアへ運行されていた阪急バスの深夜急行バスが廃止されます。3月30日から日が変わった深夜の運行 […]