大阪府吹田市の放課後等デイサービス施設で昨年12月、利用者で自閉症のある中学1年清水悠生さん=当時(13)=が送迎バスを飛び出して行方不明になり、川から遺体で発見された事故で、施設側は8日、遺族ら向けの説明会を初めて開き「事故を防げず、申し訳ない」と謝罪した。母親は「守れた命だった。悔しくてたまらない」と声を詰まらせた。
関係者によると、悠生さんは多動の特性があり、通っていた施設「アルプスの森」では送迎バス乗降時に職員2人で対応すると事前に取り決めていたが、当日は1人だった。施設側は説明会で、送迎の手順を「徹底できていなかった」とした。
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