大阪府は、万博公園の「太陽の棟」の内部に入れるようにする改修工事の入札を実施します。昨年、工事の入札が行われましたが、予算にあった入札がなく、工事が実施できず、公開時期も延期されていました。
太陽の塔は、1970年の大阪万博の際に建設されたパビリオンの一部で、岡本太郎氏が手がけました。現在は、大阪、吹田の有名スポットとして、万博公園に残っています。管理しているのは大阪府。最近になって、独立行政法人改革の一環で、国の機関から万博公園を含めて引き継ぎました。
万博当時、内部に入ることができ、岡本太郎氏の作品が残されています。しかし、万博後は現在に至るまで基本的に閉鎖されており、期間限定、人数限定で何度か公開されただけです。
昨年、大阪府は、内部公開に向けて、耐震補強工事と展示室の新設などの工事実施を公表しましたが、予算が合わず入札業者がいませんでした。
これまでの経緯
- 太陽の塔の内部公開に向けて耐震工事 大阪府が入札公告 – 2015年6月12日
- 太陽の塔の耐震工事 予算に合わず延期へ – 2015年7月27日
- 「太陽の塔」の内部公開の計画が1年延期されました。 – 2016年2月13日
今回、予算などを見直して、再度入札を実施します。入札期限は7月12日。13日には落札業者が決まります。工事は2018年2月末まで。2018年3月から公開する計画です。