北千里小学校跡地(まちなかリビング北側)の利活用に関する提案事業者の募集が始まります


吹田市は、北千里小学校および北千里保育園の跡地のうち、「まちなかリビング北千里」の北側に残された土地について、利活用を提案する事業者の募集を始めます。吹田市が事業者に土地を貸し出し、事業者が施設を建設・運営します。一部はまちなかリビングに隣接する広場にする計画です。

団地の建て替えが進んで人口が増加している北千里では、まちなかリビングの完成や国循跡地の「TSUNAGU GARDEN千里藤白台」の整備が進み、景色がどんどん変わっています。

そのような中で、事業者が募集されるのは、北千里小学校の建物跡地。住所は、吹田市古江台3丁目。北千里と千里中央を結ぶ道路に面し、まちなかリビングの北側にあたる部分です。北千里小学校と北千里保育園の跡地が順次開発されていますが、残された北東側の土地です。

募集内容によると、事業者が使用できるのは、敷地面積約1826平方メートル。住宅として使用することは認められていません。

道路から見える法面や、貸し出し用地とはならない広場部分を含めて、事業者が清掃や植栽の維持管理を行うことを条件に貸し出されます。

募集要項にある詳細図

北千里小学校および北千里保育園があったこのエリアは、北千里の公共施設の再整備に使用され、まちなかリビング北千里として児童センター、公民館、図書館が新設/移転されたほか、保育園と高齢者福祉施設が整備されています。

残る区画となる今回の募集用地についても、地域住民等の交流や 周辺施設 と連携したにぎわい創出に寄与するものが求められています。今回の用地活用の考え方として、新たに整備する広場に隣接すること、北千里駅前の商業エリアと隣接していること、市民アンケート調査では「カフェ」や「レストラン」などの店舗としての土地活用への意見が突出していることなどを考慮することが挙げられています。

対象地の具体的な使い方として期待するもの。北千里小学校跡地等の利活用に関するアンケートの結果より

募集用地は傾斜地にあり、青山台側のスクランブル交差点からは丘の上に立っているような場所で、遠回りが必要な場所です。事業者としては採算が少々難しいかもしれませんが、市民に嬉しい提案が出てくることを期待したいです。

募集は9月に行われ、11月に事業者が決定する見込み。2024年度中に運営を始める予定です。

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