吹田市は、タワーマンションを含む再開発事業が計画されている北千里駅前の再整備に関して、これまでの取り組みを説明し、地域住民との将来像を考える「北千里駅前まちづくり意見交換会」を開催します。
これまでの北千里らしからぬ計画に否定的な意見が多く見られますが、何故このような計画となっているのかを知り、また、将来の北千里がどうあるかを考えて意見する機会です。
まちづくり意見交換会は、5回にわたって行われ、第1回は同じ内容で2度開催されます。スケジュールは次の通りです。
- 第1回(1)2023年10月29日 北千里駅前のこれまでの取組など(説明)
- 第1回(2)2023年11月26日 北千里駅前のこれまでの取組など(説明)
- 第2回 まち歩き(ワークショップ)
- 第3回 アイデア出し・整理(ワークショップ)
- 第4回 アイデア出し・整理(ワークショップ)
- 第5回 将来の利用イメージを共有(ワークショップ)
第2回以降の日程は未定ですが、おおむね月1回の頻度で開催される予定です。場所は、いずれの回もdios北千里です。
第1回は、キックオフとして、これまでの取り込みが説明され、第2回以降に地域住民と「北千里駅前でどのように過ごし、どのような空間にしたいか」について一緒に考え、アイデアを出しあい、「北千里駅周辺活性化ビジョン」の具現化に向けた将来のまちの利用イメージを取りまとめる予定との事です。
この意見交換会での内容は、再開発施設の基本計画(案)に反映される計画です。
意見交換会への参加には事前の申し込みが必要で、第1回の1回目は受付が開始されています。興味ある方は、吹田市役所のページを確認ください。
北千里駅前には、店舗や公共施設を中心とした複合施設「dios北千里」(吹田市古江台4丁目)がありますが、開業から50年を超えており、再開発が検討されています。昨年、2棟のタワーマンションなどを建設する可能性が公表されました。
北千里らしからぬ大規模な計画に反対の声が多い一方、他の駅の再開発と比べると不思議ではない内容であり、建て替え費用をまかなう上では妥当と考えることもできます。
賛否いずれの方も、再開発の難しさを知り、自分たちの意見を反映する場として、今回の意見交換会が活用できるのではないかと思います。
1件のフィードバック
11/26の意見交換会に参加しましたが、多くの住民が懸念を示しているタワーマンション建設については全く聞く耳持たずの印象でした。市のオフィシャルの回答で「タワマンは費用捻出のための手段であり、住宅開発目的ではない」としながらも、他の手段を検討すらせずタワマン建設ありきで話をごり押しする市側の姿勢に矛盾を感じました。
本質に切り込もうと質問すると、どうでもいい話を出して話をはぐらかしてきて、住民が本当に望んでいることに耳を傾けようとしない「住民軽視」の姿勢がありありでした。枝葉末節の部分だけ「ワークショップ」の名の下に住民に関わらせて、いかにも「住民の声を反映しました」というポーズで開発(ではなく改悪)を進めていく、よくあるタイプの行政による押し付け的な感じになるでしょうね。