北大阪急行とOsaka Metroは、1月23日、箕面萱野駅まで延伸する北大阪急行と御堂筋線のダイヤ改正を発表しました。延伸区間の所要時間(最速)が4分で、延伸に伴い「千里中央行き」はすべて「箕面萱野行き」に変更されます。
北大阪急行を千里中央からみのおキューズモールの前まで延伸する工事は、2017年から行われていますがいよいよ完了し、2024年3月23日に「箕面萱野駅」と「箕面船場阪大前駅」が開業します。
開業に伴う北大阪急行と御堂筋線のダイヤ改正は、次の通りです。
開業区間と所要時間
新規に開業するのは、千里中央駅の先です。新御堂筋に沿って延伸し、千里中央駅の次が「箕面船場阪大前駅」で、その名の通り、箕面市船場エリアに設けられ、2021年に移転した大阪大学箕面キャンパスの最寄り駅になります。その次の駅は、新しい終点の「箕面萱野駅」です。箕面萱野駅は、みのおキューズモールの直結する場所に開業します。
開業区間の所要時間は、箕面萱野駅から箕面船場阪大前駅までが2分、千里中央駅までが4分です。箕面萱野駅から新大阪駅が19分、梅田駅までは25分で到着します。(いずれも最速)
箕面萱野駅からの所要時間(最速)
駅名 | 所要時間 |
---|---|
箕面萱野 | – |
箕面船場阪大前 | 2分 |
千里中央 | 4分 |
桃山台 | 8分 |
緑地公園 | 11分 |
江坂 | 13分 |
新大阪 | 19分 |
梅田 | 25分 |
なんば | 34分 |
天王寺 | 41分 |
なかもず | 60分 |
「千里中央行き」は「箕面萱野行き」に変更
Osaka Metro御堂筋線では、大阪市内から千里中央方面に向かう電車の行先には、中津止まり・新大阪止まり・江坂止まり・千里中央行きがあります。3月23日のダイヤ改正で、「千里中央行き」がすべて「箕面萱野行き」に変更されます。
江坂・桃山台方面から、船場やみのおキューズモールは、「車があると便利、車がないと不便」な場所でしたが、時間帯によらず、電車1本でアクセス可能になります。
千里中央始発は、早朝の1本のみ
大阪市内からの行先が「箕面萱野行き」に変更されるとともに、反対の大阪市内行きの電車は、ほぼすべて「箕面萱野駅始発」に変更されます。朝の1本目の始発電車が「千里中央始発なかもず行き」のままで、唯一の「千里中央始発」になります(箕面萱野と箕面船場阪大前は、次の電車が始発)。
千里ニュータウンの方々にとっては、開業すると始発に乗れず、席に座りにくくなるというマイナス面がありましたが、それが確定しました。
少しだけ増発され、一部が「天王寺行き」に
肝心のダイヤですが、北大阪急行区間は、平日朝8時台は4~5分間隔、日中時間帯は8分間隔で、現状と変わりません。1日の本数は平日6往復、休日1往復増えます。平日に増える6本のうちの3本は「天王寺行き」になります。
御堂筋線内でもダイヤ改正
Osaka Metro御堂筋線でも同時にダイヤ改正が行われます。千里中央行きが箕面萱野行きになるだけでなく、下記の通り、ダイヤが改正されます。
- 最も本数が多い区間では、朝ラッシュ時間帯に最小で2分15秒間隔の運転が行われていますが、その時間帯が前後に拡大されます。
- 天王寺止まりの一部の電車が「あびこ行き」「新金岡行き」または「なかもず行き」に変更されます。
延伸に合わせて、案内サインを変更中
北大阪急行では、延伸開業に合わせて、駅名看板や案内サインを新しくしています。従来、青色を基調にしていた駅名看板は、黒を基調に赤色をアクセントに使用したものに順次変更が進められています。
コメントを残す