現職と新人の一騎打ちとなった吹田市長選挙は27日、投開票が行われ、現職の阪口 善雄氏(54)=自民、民主、公明、社民推薦=が、新人で前吹田市議の山口 克也氏(39)=共産推薦=を破り再選を果たした。
自民などの4党に加え連合大阪など300近い団体の推薦も受けた阪口氏は、1期4年間の実績をアピールし、市民参加の市政や福祉の再構築、千里ニュータウンの再生などを訴えた。計画されている梅田貨物駅の吹田操車場跡地への移転を容認する姿勢は、環境への影響が言われる吹田市南部の地域であまり支持されなかったが、多くの団体から支持を受けた結果、組織票を集めた。
共産の推薦を受けた山口氏は、梅田貨物駅の移転に反対し、万博公園の維持・再生をアピールしたが、幅広い党派から推薦を受けた阪口氏には及ばなかった。