千里中央公園に新施設「1000RE SCENES(センリシーンズ)」が3月30日にオープンします。


豊中市や、阪急百貨店等を経営するエイチ・ツー・オー・リテイリング、ローソン、NTT西日本などは、千里ニュータウンにある「千里中央公園」内に、新しい施設を3月30日にオープンすることを発表しました。施設の名称は、「1000RE SCENES(センリシーンズ)」で、カフェ、ミニショップ、コミュニティースペースなどが設けられます。

1000RE SCENESは、豊中市が千里中央公園の魅力向上のため民間事業者を公募、官民連携で事業を進めているものです。旧公園管理事務所をリノベーションして賑わい創出の拠点とします。公募により選定されたのは「千里中央公園パートナーズ」で、エイチツーオーリテイリング、ローソン、NTT西日本関西支店で構成され、他に5社の協力企業が参加しています。協力企業の1社には、千里南公園でパークカフェ「バードツリー」を運営するオペレーションファクトリーが含まれます。

1000RE SCENESロゴ

千里中央公園の航空写真と、新施設の場所

千里中央公園は、千里中央駅から東の方向、吹田市古江台と接する位置にあります。大阪中央環状線から見える豊中市立千里体育館が南端にあったり、北端には吹田や豊中を一望できる展望台があったりします。新施設は、どちらかといえば南寄りにあり、駐車場からすぐの場所で、所在地である豊中市新千里南町の方だけでなく、吹田市立古江台小学校付近からも徒歩で行くことができます。

1000RE SCENESの詳細

新施設「1000RE SCENES」にオープンするのは、次の施設です。

  • イタリアンカフェ「SEN℃(センド)」
  • コミュニティスペース「LABO」
  • ミニショップ「LAWSON」
  • 多目的スペース
  • 菜園スペース
1000RE SCENES外観イメージ

イタリアンカフェ「SEN℃(センド)」

1000RE SCENESにオープンする飲食店は、イタリアンカフェの「SEN℃(センド)」です。凝った名前ですが、“鮮度”と、調理に使用する備長炭が”1000度”の高温で加工されることから、鮮度と温度にこだわり抜くイタリアンという思いが込められています。

大阪の肉や野菜をふんだんに使用し、地産地消に貢献しながら、食べてココロもカラダも健康になるメニューが準備されます。

1000RE SCENESイタリアンカフェ「SEN℃(センド)」のイメージ

ランチタイムは、総菜パンの食べ放題のパンビュッフェランチ、ディナータイムは「肉イタリアンオイスター」をコンセプトとして、佐上肉の炭火グリルや生ガキや、野菜をふんだんに使用したイタリアンタパスを提供します。

1000RE SCENESカフェ店内のイメージ

また、テラス席では、専用グリルを使用した手ぶらバーベキューを楽しめるようになります。

営業時間は、午前11時から午後10時です。

1000RE SCENESテラスエリアイメージ

コミュニティスペース「LABO」

「LABO」と名付けられたコミュニティスペースは、地域住民、学生、ボランティア、企業などが日常的に共同参画しな
がら、新しい活動や繋がりを生み出していく「創造の場」として活用するスペースです。”パークコミュニケーター”が常駐するほか、公園グッズの販売も行うとのことです。

1000RE SCENESコミュニティスペース「LABO」のイメージ

ミニショップ「LAWSON」

ミニショップは、ローソンです。店内淹れたてコーヒー「MACHI café」や、おにぎり、サンドイッチなど、通常のローソンのように飲食品も扱うようです。今後、野菜マルシェなどのイベントも開催する予定とのことです。

環境に配慮した取り組み、省人化の工夫を行ったサスティナブルなお店作りを目指しています。

1000RE SCENESミニショップ(ローソン)のイメージ

オープンは3月30日(木)ですが、3月26日にコミュニティースペース「LABO」をペイントするイベントが開催されます。

千里ニュータウンの公園敷地に飲食店がオープンするのは、南千里にある「千里南公園」(吹田市津雲台)の次ぐ2例目かと思います。

千里南公園に比べると、駅から離れており、マンションや住宅に囲まれているだけの千里中央公園での店舗営業はなかなかのチャレンジかと思いますが、長く続いてほしいものです。

近くでは近隣センターの建て替えにより新しいスーパーがオープンしたり、大阪万博時代からあるURの団地が建て替えられたりして、新陳代謝が起こっている場所であり、この公園内店舗も千里ニュータウンの新しい形態になるかもしれません。

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