阪急千里線と阪急京都線の淡路駅周辺を高架化する「連続立体交差事業」の完成がこれまでの予定より7年間延期され、2024年度末とすることが分かりました。大阪市が発表しました。
大阪市は、阪急淡路駅周辺の踏切撤去のため、阪急千里線下新庄~淡路~柴島間と、阪急京都線の淡路~崇禅寺間を高架化する事業を行っています。吹田を出てしばらく走ると神崎川を渡る橋など線路に沿って工事していたり、淡路駅周辺で大規模な高架が造られているのはその事業の一環です。
踏切の廃止が大きな目的ではありますが、阪急の利用者にとっては、淡路駅手前での信号待ちが減少する見込みであるというメリットがありました。現在、大阪市内方面と、河原町・北千里を結ぶ線路が平面交差しているため、河原町へ向かう電車が北千里から来た電車が通る線路をふさいでしまい、北千里から来た電車が淡路駅手前で信号待ちとなることが多々あります。この事業では、大阪市内方面のホームと、京都・北千里方面のホームが別のフロアの高架駅となり、線路をふさぐことがなくなる予定になっています。
これまで、2017年度末の高架へ切り替え、2020年の全体完成で計画されていましたが、用地取得が遅れていることから、完成時期を7年遅らせて、2024年度末の高架切り替え、2027年度末の全体完成となります。つまり、駅手前の信号待ちの解消(減少)まで「あと2年少々」だったはずが、「まだ10年弱」となりました。
1件のフィードバック
なんで遅れるんだよ。ふざけんな。