藤白台の府営住宅建て替え 東レ建設のグループに決定


大阪府は、千里ニュータウンの大阪府営吹田藤白台住宅(吹田市藤白台3丁目および1丁目)を建て替えるPFI事業「大阪府営吹田藤白台住宅(第2期)民活プロジェクト」について、落札者が東レ建設のグループに決まったと発表しました。

大阪府営吹田藤白台住宅(第2期)完成予想図
完成イメージ(手前は「ゆらら藤白台」とロータリー。右奥が北千里駅方面)

藤白台の府営住宅の建て替えを3つのグループが提案していましたが、府営住宅の建替費用、分譲マンションを建設する土地の買収費用等を勘案して決められる基準に基づいて、同社のグループが落札しました。

建設されるのは府営住宅7棟420戸と分譲マンション2棟185戸です。府営住宅の2棟172戸と分譲マンションが藤白台3丁目に、5棟248戸が藤白台1丁目に建設されます。分譲マンションは阪急不動産が担当するため、同社のマンションブランド「ジオ」で販売されるものと考えられます。

事業エリア周辺の地図

同事業には、東レ建設のグループのほか、大和ハウスのグループ、長谷工コーポレーションのグループも入札していました。これらの2社は、藤白台3丁目でマンションを分譲していますが、さらなるマンション供給はならなかったようです。

千里ニュータウンでは、府営住宅や公社団地の建て替えが進んでいます。藤白台以外で進行中のものとしては、古江台では建替工事が進行中、高野台では三菱地所レジデンスのグループが、竹見台では近鉄不動産と長谷工のグループが、それぞれ分譲マンションと合わせた事業を行っているなど、各エリアで進行中です。

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