吹田市片山町のアパートで乳児の遺体が見つかりました。この部屋に住む男が16歳の長女を殴ったとして捜査していた警察が部屋の中で見つけました。
各新聞、テレビの報道から事件を紹介します。
大阪府吹田市片山町のアパートの一室で、大阪府警吹田署員が衣装ケースの中に乳児の遺体が入っているのを見つけた。府警は同日、長女(16)に対する傷害容疑でこの部屋に住む無職の容疑者(42)を逮捕。家宅捜索し、遺体を見つけた。(産経ニュース)
大阪府警捜査1課によると、容疑者は3月、自宅で長女を引き倒すなどして2週間のけがを負わせた疑いがある。児童相談所から連絡を受けた吹田署が逮捕しようとこの日アパートを訪れた際、一部が白骨化した遺体を見つけた。(朝日新聞)
遺体が見つかった衣装ケースは洋室の段ボールの中にあった。遺体は乳児用の服を着て毛布でくるまれ、一部は白骨化していた。母親は「ミルクを飲まず病院へ連れて行こうとしたが、生まれて数日後に死んだ」と説明しているという。(産経ニュース)
容疑者には長女を含め、生後3カ月から16歳まで男女9人の子供がおり、いずれも府吹田子ども家庭センター(児童相談所)に保護されている。3月の傷害事件後に保護された長女が「昨年11月ごろ知らない赤ちゃんの写真を見つけた。母親に誰か聞いたら『死んでしまい、奥に埋めている』と言われた」と話したため、府警は12日、容疑者を逮捕するとともに自宅を家宅捜索した。(産経ニュース)
現場は、JR吹田駅からおよそ1.5キロ離れた、小学校や住宅が建ち並ぶ地域です。大阪・吹田市にある児童相談所「吹田子ども家庭センター」の阪本秀樹相談対応課長は「現在は、この夫婦の9人の子ども全員を保護している。こういう事態になり、事前に把握できなかったことについては申し訳ない」と話しています。(NHK)