北千里ビブレが「北千里サティ」としてオープン


経営再建中の大手スーパー、マイカル(大阪市)は27日、北千里ビブレ(吹田市古江台)を「北千里サティ」としてリニューアルオープンした。食料品売り場で地域のニーズに密着した品揃えを充実させたり、美容と健康や暮らしに関する売り場を再編したりするほか、営業時間を午後11時まで延長する。

北千里サティ
リニューアルオープンした北千里サティ。看板はビブレからサティに掛け返られた。(写真をクリックで拡大)

マイカルは1994年4月、千里ニュータウン北部「北千里」を拠点とする郊外型複合施設として北千里ビブレをオープンさせた。しかしながら、その後の競争の激化による狭商圏化や人口構成並びに生活者の生活スタイルの変化によって、デパートに近い業態をとる高級志向のビブレでは対応できなくなった。そのため、総合スーパーのサティ業態が相応しいと判断し、「北千里サティ」としてリニューアルオープンした。

食品売場では、少量目、バラ売り商品の充実による買いやすい売場づくりや、農産売場の拡大と葉物野菜の充実させるとともに、安心・安全で新鮮で値頃価格の食料品を提供する。また、熟年層の婦人・紳士ファッションや肌着衣料品のサイズ・品揃えも充実させるほか、子どもの楽しい生活と遊びをテーマとする「キッズワールド」や、化粧品・薬・日用雑貨・健康食品など美容と健康をテーマとする「H&BC (ヘルス&ビューティケア)」売場をオープンする。

北千里サティでは、営業時間を全館午後11時まで延長するほか、即日配達や雨の日の傘の貸し出し、子供向け遊び場の設置などにより利便性を向上させる。また毎月14日、全従業員による店舗周辺の道路などの清掃活動を行うなど地域の社会貢献活動にも取り組むとしている。

27日のオープンに先駆けて、25日からプレオープンセールを実施した。提携のクレジットカードの提示で、ほぼすべての商品が5%引きとなったため、平日にもかかわらず多くの人でにぎわった。

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