児童数の減少により来春統合される吹田市立竹見台、南竹見台両小学校の新しい校名が、「千里たけみ小学校」に決まった。隣接する市立竹見台中学校との連携を深め、小学1年生から英語の授業を取り入れるなど、小中一貫型の特色ある教育を目指す。
一九六二年に街開きが行われた吹田、豊中両市にまたがる千里ニュータウンは、七五年の十二万八千人をピークに人口が減り続け、昨年十月一日現在で九万五千人。うち六十五歳以上の高齢者が20・9%を占める。十四歳以下の子供の割合は七〇年に33・8%だったが、現在は12・4%まで落ち込んでいる。
南竹見台小は人口急増に対応するため、78年4月に竹見台小の敷地を二分して開校した。ピーク時の同年度、両校の生徒数は1,820人(48クラス)だったが、02年度は320人(14クラス)にまで減り、両校とも同会議の意見書で出された許容範囲の最下限の規模となり、統合が決まった。