エキスポシティは、11月19日にグランドオープンから1周年を迎えました。吹田にはなかった大規模ショッピングセンター、映画館、そして、入館までに長蛇の列となったNIFRELがオープンして早いもので1年が経ちました。
三井不動産は来場者数を発表しましたが、当初予想の1.4倍と絶好調の1年でした。一方で、閉店している店舗が多々あったり、駐車場料金の無料時間が延ばされたりと、必ずしも好調とは言えません。
新聞記事を紹介します。
エキスポシティ、開業1年で来場者約2400万人 目標を上回る – 日経新聞
三井不動産は11日、子会社の三井不動産商業マネジメント(東京・中央)が運営する大阪府吹田市の大型複合商業施設「エキスポシティ」の来場者が昨年11月の開業から今年10月末までに約2400万人に達したと明らかにした。当初目標の年間1700万人を大きく上回った。
エキスポシティ、年間来場2400万人 – 読売新聞
中核商業施設「ららぽーと」のほか、「海遊館」がプロデュースした「ニフレル」などの体験型施設が人気で、7月に開業した高さ日本一の観覧車「レッドホース オオサカ ホイール」も相乗効果を発揮した。
来場者は大阪府内が6割を占めるといい、若い家族連れら個人客が中心だが、学校の遠足や婦人会の旅行など団体客の来訪も多いという。
エキスポシティ開業1年「にぎわい創出」 予想上回る来場者、リピーター対策がカギ – 産経ニュース
近隣の商業施設はエキスポシティの集客力を警戒。イオンモール茨木(大阪府茨木市)はチラシ配布地域を拡大するなどPRを強めている。ただ、体験型が中心のエキスポシティは他の施設と客層の重なりが少ないようで、みのおキューズモール(同府箕面市)は「(エキスポシティの)開業直後ほどの影響はなくなった」としている。
エキスポシティ開業1年で2400万人 – 繊研plus
売上高は全館、商業ゾーンともに未公表。商業ゾーンは「飲食や食物販は好調」だったが、ファッション関連は市況同様に低調だった。「ファストファッションやセレクトショップは堅調に推移したが、高感度な店舗については顧客作りに時間が掛かっている」という。
課題としていた平日利用の底上げについては、駐車場(平日2時間無料)サービスの拡大やカード会員を対象にした毎週水曜日のポイントアップのほか、9月からはテナントによるワークショップを毎週火曜日に開催しており、「日常利用が増えている」という。
このほか、近隣の万博記念公園のイベントとの連動や吹田サッカースタジアム試合日の販促企画に力を入れ始めた。また、「ファッションに関心のある人の集客を狙い」、大阪・梅田との直通バス(有料、土日祝日限定)の運行も9月から開始するなど、多様な来店頻度向上策に取り組んでいる。
商圏は、吹田、豊中、茨木といった「6市10㌔圏」が中心だが、週末は20㌔圏に広がっており、エンターテインメント施設複合型SCの特性が表れている。 7月に高さ日本一の観覧車が完成したこともあり、夏休みやシルバーウィーク時の集客力は高かったという。来場者は大阪府6割、兵庫県・京都府2割、その他2割で、来場手段は車が6割、公共交通機関や徒歩・自転車が4割の構成となった。
ららぽーとでは、23日(水・祝)まで1周年記念のイベントを開催中です。
関連リンク
- ららぽーとEXPOCITY – 1周年記念の商品、メニューなどの情報