パリ・パラリンピックのゴールボール男子で金メダルを獲得した宮食(みやじき)行次選手(29)が地元の大阪府吹田市役所を訪問し、後藤圭二市長から市長賞が贈られた。4年後のロサンゼルス大会での連覇を目指すという宮食選手は「関西でもゴールボールの普及を進めたい」と意気込んだ。
ゴールボールは視覚障害のある選手らが、音の鳴るボールを投げ合って得点を競う。宮食選手は小学5年の時、視野が狭く、暗い所で物が見えにくい「網膜色素変性症」と診断された。小中学時代は野球、高校時代はソフトボールに打ち込んだ。平成30年からゴールボールを始め、3年前の東京大会にも出場した。