千里セルシーやオトカリテなど千里中央の再開発計画が前進!阪急阪神・イオンなどが一斉に発表しました。


千里中央では、千里セルシーが閉鎖された状態が続いていたり、他にも閉館済み・閉館予定の施設があるなど、今後の行方が気になる状態が続いていますが、このほど、阪急阪神不動産、イオンモールなどが再開発計画を公表しました。

阪急阪神はセルシーと千里阪急の敷地を一体化した新しい商業施設を、イオンモールはオトカリテ跡地(旧大丸ピーコック)などに商業・オフィス・ホテル・医療の複合施設を検討しています。

何が発表された?

今回発表されたのは、千里中央駅周辺商業エリア(豊中市新千里東町1丁目の一部)の地権者、借地権者、大阪府、豊中市が参加する「千里中央地区活性化協議会」が検討を進めてきた「千里中央地区活性化基本計画<改定版>」です。実際に建て替えることを発表したわけではありません。

現在の千里中央駅周辺の施設配置(赤い点線と黄緑色の点線枠内が再開発対象。基本計画資料より)

当初は2019年に公表されたもので、豊中市ならびに北部大阪の重要拠点として、千里中央の活性化を民間と行政が一体となって推進する方針を定めたものです。その後、新型コロナウイルスの影響など社会・経済状況の変化、千里阪急ホテルの閉館方針の決定などを踏まえて見直され、より具体化したのが今回の改訂版です。

具体的な再開発計画としては、下記の通りです。

  • 千里阪急、セルシーと千里阪急ホテルの一体再開発
  • 旧オトカリテとバスターミナル部分の一体的な施設再整備
  • 千里中央第一立体駐車場の改修
再開発計画の概要(基本計画資料より)

新しい施設は、北大差急行千里中央駅とせんちゅうパルに密着することになります。千里阪急や旧オトカリテは、地上ではバスターミナルやタクシー乗り場の向こう側という配置、地下は通路があり、2階レベルでも歩道橋で結ばれていいますが、新しい施設はせんちゅうパルにかなり接近した作りになりそうです。

ただし、1階にはバスターミナルやタクシー乗り場が整備されます。

新しい施設配置計画のイメージ(左側が阪急阪神不動産による大規模商業施設、右側がイオンモールによる複合施設)

ここから、それぞれの詳細をご紹介します。

ページ: 1 2 3

関連するページ