吹田を中心とした雨雲レーダーの様子を見ることができるスマートフォンのアプリが登場しました。その名は「3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~」です。
このアプリでは、気象レーダーで観測した雨雲の情報を3Dで表示できるというもの。対象のエリアは吹田市を中心とした80km四方の関西地方。30秒ごとの降雨状況を立体的なイメージで見ることができます。
アプリの画面イメージ(NICTホームページより)
吹田市民としては、なぜ吹田が中心なのか気になるところです。アプリに使われる気象レーダーは、「フェーズドアレイ気象レーダー」というもので、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)と大阪大学の共同研究のためにつくられたもの。そのため、大阪大学吹田キャンパス内、工学部電子情報工学科の建物に設置されています。
レーダー設置場所付近の地図
研究用のレーダーですが、気象情報サイトを運営する「エムティーアイ」がこの情報を配信できるようにしたのがこのアプリです。豪雨の危険性を通知したり、雨雲内部の様子を3Dで表示できたりします。3Dで見るというのは他にはないですね。
アプリは10月30日までの限定公開されています。現在はAndroidだけに対応していますが。8月以降iOSにも対応する予定だそうです。
関連リンク
- フェーズドアレイ気象レーダの豪雨情報がスマホアプリに – NICTのプレスリリース
- 3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~ – Google Play