万博公園で建設中の新スタジアムについて、事業を推進する「スタジアム建設募金団体」は、事業費が目標の140億円を超え、140億8566万5383円となったことを発表しました。
建設費140億円の全額を募金でまかなうことを目指したこの新スタジアム建設は、今年3月まで募金が行われていました。法人721社から約99億5千万円、個人約3万人から約6億2千万円が集まり、totoの収益からの助成金をあわせて、3月の時点で138億2728万8626円でした。
今回、国土交通省の「住宅・建築物省CO2先導事業」 、環境省の「自立・分散型低炭素エネルギー社会構築推進事業」の助成金の受給が決まり、目標額を達成しました。
募金額によって、スタジアムの仕様が決まる方針を取っていたものの、目標額を達成したことで、全席屋根付きのスタンド、大型ビジョン2面、2か所のVIPルームなど、“フルスペック”のスタジアムで建設されることになりました。
現在は屋根を建設中。今秋には完成し、来年2月にこけら落としの試合が開催される予定です。また、新スタジアムは東京オリンピックのサッカー会場に使用するべく、日本サッカー協会が東京オリンピック組織委員会に要請中です。オリンピック会場になるかはまだわかりませんが、夢の広がる新スタジアムです。
さて、このスタジアムは誰が管理するのか?ですが、建物は吹田市に寄付され、吹田市の施設となります。そのため、吹田市は「吹田市立スタジアム」という仮称で呼んでいます。ただし、運営や維持費の負担は「指定管理者制度」を利用し、ガンバ大阪が行う予定になっています。
新スタジアム 完成予想図(スタジアム建設募金団体ホームページより)