万博公園の「生活誕生館DILIPA」が解体 大阪万博当時からの建物


万博記念公園にあった大阪ガスのショールーム「生活誕生館DILIPA(ディリパ)」が解体されました。作業は昨年末から今年にかけて行われました。

DILIPAの建物は、1970年の大阪万博の際、会場の管理・運営を担う「オペレーション・コントロール・センター」や臨時に開設された「万国博郵便局」として使用されていた建物でした。

万博終了後に大阪ガスのショールームとして開設された「DILIPA」は、キッチン、バスなど大阪ガスの住宅設備関連機器を実際に体感・体験できるだけでなく、家族で楽しめるお菓子教室などのイベントも開催されていましたが、昨年9月に23日で閉館しました。今年1月大阪市内に新しいショールーム施設「hu+g MUSEUM(ハグミュージアム)」を開設したことも影響していると思われます。

万博公園では、2002年から2005年にかけて、エキスポタワー、国立国際美術館、万国博ホールが老朽化を理由に解体されてきました。また、2007年にエキスポランドがジェットコースター事故きっかけに休園、2009年に再開を断念し、園内に万博当時から残っていたダイダラザウルスも解体されました。DILIPAの閉館、解体で、大阪万博当時の建物がまた1つなくなりました。

なお、跡地は駐車場として利用されており、休日の駐車場混雑の緩和を担っています。

DILIPA跡地
DILIPA跡地の様子

DILIPA 2004年
以前のDILIPA(2004年)

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