昨年5月に京都市の貴金属店で高級腕時計が奪われた事件で、「ルフィ」と名乗り指示していたとされ強盗容疑で逮捕された今村磨人容疑者(39)が、直後に大阪府内まで運ばれた被害品を横取りするよう何者かに指示していた疑いがあることが30日、捜査関係者への取材で分かった。
今村容疑者が、被害品が奪われたことを口実に実行役への報酬を支払わず、自身の取り分を増やそうとした可能性があり、警視庁は詳しい経緯を調べる。
捜査関係者らによると、昨年5月2日、京都市中京区の貴金属店に男(21)と女(46)の2人が侵入。逃走後、男だけが大阪府吹田市の名神高速道路吹田サービスエリア(SA)に向かった。トイレで別の人物に腕時計が入ったかばんを渡すよう仲間から指示されていたが、何者かに襲われて奪われた。女は報酬を一切受け取れなかったという。2人はその後、強盗容疑で京都府警に逮捕された。SAで横取りした人物は見つかっていない。
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