吹田市のお隣の摂津市がJR千里丘駅西側の再開発の計画を進めています。このほど、再開発の事業協力者が大和ハウスを代表とするグループに決まりました。35階建てのタワーマンションをランドマークとし、駅前広場も整備されます。
この再開発は「千里丘駅西地区市街地再開発事業」として摂津市が進めています。場所は、産業道路、千里丘ガードへの道路(千里丘三島線)、JR京都線に囲まれる範囲の約1万5千平方メートル。古い建物のままで歩道もない状況で、早くから駅ビルとロータリーがある東側とは対照的です。
計画地の範囲は、駅側から見た右手、茨木側は含まれておらず、JR千里丘駅前の古い建物のエリアすべてというわけではありません。
地権者とともに事業を進める事業協力者に選ばれたのは、大和ハウス工業、JR 西日本不動産開発、住友不動産、関電不動産開発、大林組で構成するグループ。大和ハウスとJR西日本不動産開発は健都でそれぞれマンションと商業施設を手掛けており、そこに関西地盤の不動産会社に、タワーマンションを多数手がける大林組が加わっているような形です。
事業協力者の提案によると、ランドマークとなるタワーマンションが35階建て、345戸。他に地上5階建ての商業業務施設や駐車場などが建設されます。
新しく建設される建物は、駅改札や駅東側に至るデッキと結ばれます。地上には歩道とロータリー状の道路が設けられ、タクシー乗り場がつくられます。
コンセプトとして「つなぐわ、広げるわ、育むわ」が掲げられており、新たな賑わいを創出しつつ、地域一体での発展を目指すとしていて、周辺の商業施設との共存共栄、健都の玄関口としての機能提供などを目指すとしています。
店舗としては、食料品、カフェ、ファーストフード、コンビニ、ドラッグストア、美容院、子供の遊び場、コワーキングオフィス、クリニックなどが想定されています。
現在、土地の区画を変更するなどの都市計画が摂津市により決定された段階。来年より本格的に事業が開始され、2028年に完了予定です。
関連リンク
- 千里丘駅西地区市街地再開発事業 – 摂津市
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新しく建設されている馬渕塾どうなるのでしょう?