セルシーと千里阪急の一体開発を検討。H2Oが発表しました。

阪急百貨店、阪神百貨店、阪急オアシスなどを擁するエイチ・ツー・オー・リテイリング(H2O)は、千里中央の商業施設「セルシー」の賃貸収入を受け取る権利を持つ「合同会社サントル」と共同で、セルシーおよび千里阪急を再開発する検討をはじめることを明らかにしました。

旗艦の阪急うめだ本店を超える延床面積も想定される10万㎡規模の再開発が動き出します。

H2Oの発表によると、豊中市がとりまとめている千里中央地区活性化基本計画に沿い、回遊性や買い物しやすい環境の実現のため、千里阪急とセルシーが共同で再開発すべきと判断。サントルと合意しました。H2Oは、サントルに出資をしており、今後、延床面積10万㎡規模の商業施設の実現を目指してていきます。

セルシーと千里阪急の位置図

豊中市は、市と施設運営事業者などが協働で千里中央のあり方を検討する「千里中央地区活性化ビジョン」の「中間とりまとめ」を公表しました。

それによると、千里中央の将来像として「北大阪をリードする“新・千里スタイル”の実践・発信拠点」を掲げ、北大阪急行の箕面萱野への延伸時期が明確となり、千里中央の役割の低下も懸念される中、まちづくりの基本方針に商業機能の更新により魅力・集客力・競争力を高めること、興行的な利用等でいつも賑わう場とする、歩行者導線に沿って連続した街並みを形成する、バス乗降場等を集約・再編し、ターミナル機能を強化する、といったことが挙げられています。

今回のセルシーと千里阪急の再開発の発表は、豊中市の公表した方針に沿った形で検討していくことになります。

現在の2施設は延床面積が合計6万5千㎡ほど。豊中市の交通再編のイメージでは、バスターミナルを建物と一体化することに触れており、千里阪急に隣接するタクシー乗り場を含めた一体的な開発も検討されるものと思われます。

「千里中央地区活性化基本計画 中間とりまとめ」に記載の「交通機能の再編構想」

セルシーでは、賃貸契約期間の満了に伴う契約終了、閉店が相次ぎ、一方的な契約終了ができない古くからのお店が残るだけの状態となっています。その経緯が不明瞭なことから不安や不信感に関するニュースが報道されてきました。

今回、豊中市と商業施設等の関係者が一定の方向性に合意して活性化ビジョンの中間報告を出したことで、セルシーの方向性も明らかになった形です。

H2Oが検討する10万㎡の商業施設は、約8万㎡を誇る阪急うめだ本店を超える規模。イオンモール茨木の3分の2ほどもあります。H2Oが中心的に開発する商業施設としては、傘下のイズミヤを含めても最大規模かもしれません。

ヤマダ電機やタワーマンション「千里タワー」が完成した「再整備」から約10年。千里中央の次の再開発が動き出します。

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