吹田の地域ニュース

国立国際美術館 移転を前に閉館

1970年の大阪万博のパビリオンを改装して開館した国立国際美術館(吹田市千里万博公園、宮島 久雄館長)が、18日閉館した。同美術館は大阪市北区に移転することが決まっており、移転前の最後の日となった18日は、入館料が無料となったこともあり、多くの美術ファンや家族連れでにぎわった。

同美術館は、1970年に行われた日本万国博覧会のパビリオン「万博美術館」として建築された。その後改正された建築基準法に適合させるために改修が行われ、1977年10月に「国立国際美術館」として開館した。約5,000点の美術品を収蔵している。

しかし、建築から30年あまり経過して老朽化していることや収蔵庫が手狭となってきていることから、大阪市北区中之島の大阪市立科学館横 に移転することになった。閉館後は収蔵品の搬送作業が行われ、今年11月に再オープンする。

なお、移転後の博物館建物の利用について、日本万国博覧会記念機構や吹田市はコメントしていない。しかし一部で解体するという噂があり、保存・活用するように求める運動も行われている。

国立国際美術館 新しい国立国際美術館

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国立国際美術館

エキスポランドで15分間停電 すべての遊具が一時停止

 吹田市の万博公園内にある遊園地「エキスポランド」で2日午後5時10分ごろから約15分間、停電があった。この間、園内にある約40の遊具がすべて停止した。同遊園地によると、この日は約2,000人が訪れていたが、けが人はなかった。

 同遊園地によると、ジェットコースター「ダイダラザウルス」は滑走前に動力を使ってコースターを地上約15メートルの高さまで上げていた時に停車。乗客約20人は係員が点検用の階段へ誘導し、ホームまで約15メートルを徒歩で戻った。コースター「オロチ」も走行中だったが、既に最高地点を通過しており、重力だけでホームまで走行した。約50人が乗っていた観覧車(ゴンドラ48台、高さ85メートル)は15分間止まったままになり、冷房も止まった。一部施設の乗客に料金を払い戻した。

 関西電力は、エキスポランド構内の変電設備まで異常はないとしており、府警吹田署などは、関西電力から電力を供給するため地下に埋設された高圧ケーブルがショートした可能性が強いとみている。

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エキスポランド

吹田ジャパン 全焼 損害額は約1億円 6月復旧の見込み

 ディスカウントストアチェーンのジャパン(大阪市中央区)は2日、先月23日「ジャパン吹田店」を全焼した火災について、損害状況を発表した。損害は、商品、建物など総額約1億円になる見込み。同店の復旧は6月中旬までを予定している。

 同社によると火災は、23日午後11時30分ごろ同店内より出火し、同店の建物 約1550平方メートルのうち事務所とトイレ部分を除いて全焼。24日午前3時50分ごろに鎮火したという。負傷者や周辺への延焼はなかった。火災跡地は、約4分の1を解体・撤去した後、建て替えし、残る部分は補修する。6月中旬までの復旧を予定している。

 損害額は、商品在庫、建物設備の評価損などで総額約1億円になる見込みという。同社の決算への影響は、同店の売り上げシェアが2・1%であることから軽微であるとしている。

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ディスカウントストア 吹田ジャパン 全焼 (2003年4月24日)

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株式会社ジャパン – 会社概要、直輸入品の紹介など。吹田店火災のお詫びとお礼が掲載されている。

ディスカウントストア 吹田ジャパン 全焼

 23日午後11時半ごろ、吹田市山田南のディスカウントストア「ジャパン吹田店」付近から出火、鉄筋平屋建ての店舗約1,550平方メートルを全焼した。

 吹田署の調べでは、けが人はいない。同店は23日午後10時半に営業を終え、同11時20分ごろに店長と店員が店を出て無人になったという。火災当時、近所の住民が爆発音を聞いていることなどから、火が、店内の家庭用コンロなどに引火して火災が広がったた可能性もあるとみられ、警察と消防が、出火原因の特定を進めている。

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株式会社ジャパン – 会社概要、直輸入品の紹介など。吹田店火災のお詫びとお礼が掲載されている。

吹田に2つの学校が誕生「千里金蘭大学」「千里たけみ小学校」

吹田に今春、新しい2つの学校が開校した。私立千里金蘭大学(吹田市藤白台)と吹田市立千里たけみ小学校(同竹見台)だ。千里金蘭大学は、金蘭短期大学(同藤代台)生活科学科の一部専攻を廃止して設立される4年制大学で、生活科学部食物栄養学科が設置された。一方、千里たけみ小は、市立竹見台小学校と同南竹見台小学校を統合して誕生した小学校だ。2校とも、千里ニュータウンの吹田市域にあるが、どちらも開校をとりまく環境は厳しい。

千里たけみ小学校は、児童数減少で竹見台小学校と南竹見台小学校の統合で誕生した。千里ニュータウンで初めて統合される小学校だが、隣接する市立竹見台中学校との連携を深め、小学一年生から英語の授業を取り入れるなど、小中一貫型の特色ある教育を目指す。

吹田市教育委員会は、吹田市立学校適正規模検討会議(座長 山本冬彦 関西大学文学部教授)において、市立の小・中学校の学級数について検討し意見書で、学校の適正規模を小学校は12から24学級(許容範囲として、特筆すべき教育が期待できる場合は7から11学級)、中学校は12から18学級(同、特筆すべき期待できる場合は11学級以下、19から21学級)という考え方を示した。

南竹見台小は人口急増に対応するため、78年4月に竹見台小の敷地を二分して開校した。ピーク時の同年度、両校の生徒数は1,820人(48クラス)だったが、02年度は320人(14クラス)にまで減り、両校とも同会議の意見書で出された許容範囲の最下限の規模となり、統合が決まった。

統合にあたって、新校名は、両校や竹見台中学校の保護者らにアンケートを行い、寄せられた204件の中から選ばれた。新しい千里たけみ小では、竹見台中と連携して、小学1年生から9年間の英語の授業やパソコン実習、国際理解などのカリキュラムを導入するという。

一方で千里金蘭大学は、金蘭短期大学の生活科学科栄養科学専攻、食物科学専攻を4年制にするために設立された。2003年度は定員80名の生活科学部食物栄養学科が設置された。校舎などは藤代台にある金蘭短大のキャンパスと共用する。

少子化による受験人口の減少は近年、短大の経営を直撃している。文部科学省の調査によると、私立短大への入学者は10年前のピーク時には約24万人だったが、2年前には半分にまで減少し、全国の短大の約半数は定員割れの状態に陥っている。そんな中、高学歴志向で人気の下がっている短大を廃止して4年制大学に移行する大学も多い。

約100年の歴史を持つ金蘭も少子化の影響は例外ではなく、金蘭短大の2002年度の募集定員は800名であるのに対し、在籍の1年生は423名で、大幅な定員割れの状態だ。そのため、栄養学系の2専攻を千里金蘭大として4年制に移行し、卒業するだけで管理栄養士の国家試験の受験資格を得ることができるようにする。来年には、社会学系の人間社会学部(仮称)も設立される予定だ。

まち開きから40年が経過した千里ニュータウンは、少子高齢化が深刻だ。そんな中、「千里」と名のついた2つの学校が新たに歩み始めた。

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千里金蘭大学
吹田市立小・中学校の適正規模について(吹田市役所)