エキスポシティの場所は?アクセスは?現時点でわかること

今年11月19日に開業するエキスポシティ。万博外周道路の渋滞が懸念されていますが、駐車場はそれなりに混雑対策がされているようです。まだ検討中のため明らかになっていないことが多いですが、交通アクセスに関する情報を、現時点でわかる内容でまとめてみました。

エキスポシティの場所

エキスポシティは、吹田市の万博公園、エキスポランドの跡地に建設されています。大阪モノレール万博記念公園駅から万博公園自然文化園に向かう途中に見えていますね。

エキスポシティの建設状況
大阪モノレール万博記念公園から続くスロープから

万博公園周辺の地図

公共交通機関でのアクセスは?

万博公園へ直結する公共交通機関は、大阪モノレールとバスです。地下鉄、北大阪急行、阪急などの沿線からは大阪モノレールに乗り換えて万博記念公園駅へ来るのことになります。今と同じですね。

一方、JRはモノレールと接続する駅がないため、JR茨木駅から出ている路線バスが便利ですが、どれほど使える手段になるのかはわかっていません。というのも、現在の路線バスは本数がかなり少ないのです。運行しているのは近鉄と阪急。近鉄バスが阪大病院へのアクセスを意識したもので、平日は10分に1本、休日は15分に1本。阪急バスは千里中央、JR吹田、JR茨木の各方面から“1日”に2本ずつだけ。とても大量輸送の役に立ちません。

万博公園周辺の路線図
現在の万博公園の交通アクセス地図。詳しくはこちら

まだ三井不動産と交通機関などが協議しているようで、おそらくバスの本数見直しやシャトルバス路線などの新設が検討されているものと思われます。過去の例では、箕面マーケットパークヴィソラ(現みのおキューズモール)が完成した際は、千里中央からシャトルバスの運行が開始されました。

車でのアクセスは?

車でのアクセスは、“万博公園へ車で行く”のとはちょっと勝手が変わります。まず、エキスポシティ(旧エキスポランドの敷地)に4,100台の駐車場が増設されます。現状、万博記念公園の各駐車場やホテル、住宅展示場の駐車場として、合計約4,500台分が用意されていますが、万博周辺の駐車場は倍近くに増加することになります。

エキスポシティの駐車場は、外周道路沿いに設けられています。入口は、混雑緩和のため次の5つのルートが用意されます。

エキスポシティ車でのアクセスルート
三井不動産の資料より。赤線が来場ルート、青線が退場ルート。

  1. 万博外周道路から右折で入場する入口(1)
  2. 万博外周道路から右折で入場する入口(2)
  3. 万博外周道路から左折で入場する入口
    いったん南駐車場敷地に入り、新設のオーバーパスをわたって入場するルートです。
  4. 樫切山を上った万博公園南交差点から入場する入口
    樫切山から万博外周道路に至らず、南駐車場の敷地を抜けるルートです。
  5. 中央環状線東行きから直接入場する入口
    千里中央方面から中環を東へ進み、中国吹田IC出口付近で分岐、外周道路に入る交差点で自然文化園に入り、現在は使われていない万国橋を渡ってエキスポシティ駐車場に入るルートです。

いくつか工事中の様子をご紹介します。

エキスポシティアクセスルート 中央環状線からの新設ルート
中央環状線を出て自然文化園へ入る、新設工事中の駐車場ルート

樫切山を上った万博公園南交差点の工事状況
樫切山(右)から上ってきた万博公園南交差点の工事状況

万博公園の駐車場は使えないのか?料金は別なのか?という疑問はありますが、現在のところ料金等は発表されておらずわかりません。当面の間の混雑は、新設の4,100台以外の駐車場も使って対応するという話ですが、具体的には発表されていません。

ちなみに、万博外周道路の混雑を懸念し、中央環状線や樫切山と直結するルートを要望したのは、吹田市環境政策室。当時、そこで室長をしていたは現在の後藤圭二吹田市長でしたというお話もあります。詳しくは、ご本人の個人ページへ。

徒歩・自転車のアクセスは?

徒歩や自転車の場合、多くは何かしらのルートで万博記念公園駅に至るルートになりそうです。正面入口はこちら側になります。

それ以外のルートとしては、南駐車場からエキスポランド敷地の西側を通り中央口に抜けるルートの途中、エキスポランドには南口がありました。ここからも出入りできるようになるようです。

また、万博記念競技場と万博記念公園駅を結ぶ遊歩道があり、そこから入れるかどうかですが、現在のところはわかりません。もしかすると、万博外周道路の内側の歩道に下りる必要があり、少々面倒かもしれません。

なお、自転車の駐輪場は正面入口より東側、観覧車が建設される場所(以前、蒸気機関車があったあたり)に設けられます。1,700台分用意されます。

そもそもどれくらい混むの?

エキスポシティは、エキスポランド跡地に作られる施設です。また、ガンバ大阪の試合、自然文化園での野外ライブなど、混雑するイベントも開催されています。そのような万博がエキスポシティの来客を“迎え撃つ”のはどれくらい大変なのでしょうか?

万博公園では、休日のイベント開催時などは、1日2万人、多い時で5万人ほどの集客があります。具体的に、いくつか1日の来場人数を挙げてみます。

  • 自然文化園の休日の来園人数 1日平均1万人
  • エキスポランドの来園人数 休日平均 1~2万人(1996年のピーク時 年間220万人からの推測)
  • ガンバ大阪ホーム戦 2万1,000人(2006年の芝生席改良までは2万3,000人)
  • 野外ライブの来場人数 1回1万人~5万人
    • 2012年 コブクロ FAN’S MADE LINE 5万人
    • 2015年 私のドリカム THE LIVE in 万博公園 3万5,000人
    • 2015年 FM802  MEET THE WORLD BEAT 1万4,000人
  • 万博公園桜まつり 休日1~2万人(12日間で約22万人)

一方で、エキスポシティの来客予想は年間1,900万人。休日は1日6万6,000人と予想されています。つまり、どのイベントよりも多く、エキスポランドの数倍の集客です。さらに、来年にはガンバ大阪の新しいスタジアムが完成。収容人員は4万人。単純合算はできませんが、10万人規模の人が万博に集まってくる形です。

桜まつりシーズンは中央駐車場、ガンバ大阪ホーム戦のときは東駐車場で渋滞が起こっていますので、そのままの駐車場で受け入れるのが無理なのは当たり前でしょう。

また、大阪モノレールや路線バスについては「検討中」で詳細は明らかにされていませんが、上記のコブクロのライブで5万人が集まった際、大阪モノレールでは、ピーク時に30分間で最大5,000人を輸送したという実績があります。エキスポシティのアクセスにモノレールを利用するは1時間あたり最大でも1,000人、新スタジアムからのモノレールで帰る人数は1時間あたり2,500人程度と予想されており、大阪モノレールが本気を出せば?、なんとか捌けるようです。

まとめ

期待膨らむエキスポシティですが、千里・山田エリアの住民としては、同時に渋滞がかなり気になる状況かと思います。また、いかにして渋滞に巻き込まれずにアクセスしたいものです。新しい駐車場が準備され、公共交通機関の対応も検討されています。

吹田で初めての大型の郊外型ショッピングモールと、日本初、世界初のエンターテインメント施設の誕生を気持ちよく迎えられればと思います。